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「不幸な女」の正体 後編

  • 執筆者の写真: ohtaki mito
    ohtaki mito
  • 2月2日
  • 読了時間: 4分

前回の「不幸な女の正体」

 

「それ、私も思いあたる…」

と思いながら読んでくださった方が

多かったようです。

 

こんな風に

メルマガ読みながら

「自分は、どうかな?」と

感じたり、考えたりしながら

読んでいただけると

何か一つでも

ヒントになるかもしれません。

 

さてさて

気になる後半です。


 

 不幸な女について

ご本人の承諾を得て

セッションでのお話、

その流れについてご紹介します。

これが誰かの心の物語のヒントに

なるかもしれないという

願いをこめて。

 

「仕事が続かないんです。

 就職するけど

 パワハラにあって

 やめることになる。」

 

という彼女の心の物語

 

さて、彼女は、

友達といる時も

家族といる時も

 

「上手くいっていない話」を

よくしているなぁ。と

話してくれました。

 

「だって、うまくいっていないんですもの」

みたいな雰囲気です。

 

私は、これらの話を

『不幸カード』と名付けました。

 

誰かとのコミュニケーションの中で

彼女がやたらと使う

 

 『不幸カード』

 

匂うな…と思いました。

 

メインストリートではなく奥の細道

 始めはね

話に何度もでてきた

「美しくて

 クラスで中心的な存在になりがちな

 身近な存在」が気になりました。

 

小さい頃から

その子と比べられ

大きくなるまで

いろんなシーンで

 

『劣等感』を感じていたようなのです。

この関係の中で

 

「彼女は美しいし、求められる

 でも、私は、

 美しくないし、求められない」

 

という設定になったのかな、と…

 

でもね、

 これだと、まだ

「私は、うまくいかない」

という設定。

 

本当の素は、

そこではありませんでした。

 

 

この後も

話を聴いていくと…

「私は、うまくいってはいけない」

 

そして、もっと進んで

 

「私は、うまくいきたくない」

という本音が聴こえてきました。

 

心の奥で、無意識に

彼女自身が

強い意志を持って

 

『不幸な方がいい』

決めたことだったのです。

 

なんのために

それは、まだ幼かった頃。

彼女の大切な妹は

学校に行けず

辛い時間を過ごしていました。

 

その妹の前で 

「楽しかったこと」

なんてとんでもない。

 

普通に学校であったことを話すことも

気がすすまないし

話した後も

罪悪感が残る

 

妹の気持ちを想像すると

ただでさえ、辛いのに

自分の言葉で

もっと悲しい思いをさせてしまうかもしれない。

 

だから

「私は、うまくいきたくない」

 

私の不幸を話すことで

妹が安心できる気がする。

妹が苦しむことは

自分も苦しい

 

ここが「素」。

 

だから彼女は

日常的に

「不幸カード」を使って

生きていたようです。

 

それは、妹との間だけではなく

友達との間でも

そうすることは

不安よりも安心が強かったから

 

それを使いすぎて

今となっては

もうその彼女が

当たり前の現実になってる。

大人になった今

妹は、社会に出て

普通の暮らしをしています。

 

「心の仕組み」が

分かっていなかった

ついさっきまでは

当たり前のように

不幸な彼女でした。

でも、セッションで見えた

今の彼女の悩みのタネの素

 

「妹へのやさしさ」でした。

このタネ明かしの時間

キツネにつままれたような瞬間

 

 

気づけた今ここから

彼女のシナリオの書き換えが始まります。

 

『あっ…ここだ』

というところに

スッとメスが入った時

自然に流れる涙は

 

本当に美しい

こんな瞬間に立ち会える幸せ

今日もまた2025年の冬の美しさが

心に広がります。

 

*******

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