「うちの夫、ケチなんですよ」
ここ最近個人セッションで
3人の方からこの言葉がでできました。
そんな時は
「へー、そうなんだ。 彼のどんなところで、そう感じるの？」
と、視点をご本人に向けて話を進めていくのですが、
先週のセッションで
とても大切なことに気づけたので
皆さんと共有させてくださいね。
この彼女
いつも、いろんな人に
プレゼントをする人です
この日は
我が家の家族分+1 の
新鮮でおいしいカニを
持ってきてくださいました♡
彼女が用意したのかと思いきや
聞いてみると
夫がたくさん買ってきて「配りたい人に配ったらええ」
と言ってくださったそうです。
このご主人
前からこうなったわけではなさそうです。
結婚して10年。夫の変化を見て話してくださった
そのお話からの気づきです。
彼女の夫は本当に「ケチ」だったのか
と、考えてみたんです。
いや、「ケチ」ではなくて
彼は「彼の普通」を
生きていただけなんじゃないかな。
妻の世界から見ると「彼はケチ」だったかもしれないけれど
それは、妻の価値観から見た基準だものね。
彼の育った環境で学んできた「普通のこと」を
採用していたのではないでしょうか。
という事は、現在
「夫はケチだ」
と感じている人も
それが、
今までの人生の中で彼が学んできた
「普通なこと」なのかもしれない。
結婚して彼にとっての普通
とは違う行動をとる妻は
彼にとっては、
「特別な人」
なんじゃないかな。
つまり
みんな自分の世界の価値観で
「ケチ」とか「ええカッコしい」とか
いろんな基準で人を見てる可能性があるなぁ
ってこと。
なので
「夫は、ケチだ」
「夫は、自分のことばかりしてて気が利かない」
「夫は、時間にルーズだ」
とかあるとしても
「まだ、学んでいない存在」
と捉えると
見えてくる世界が全然ちがう。
可能性が広がる。
すぐに学習する人もいるだろうけど
結婚して、数年では何十年ものの染み付いた価値基準は書き変わらないと思っています。
10年を越えて、15年20年と続いていく中で
新たにお互いから学んで心が納得したとき
行動が変化するのではないかと思います。
ここで、
私が大切だと思っているポイントは
・相手（の普通）を否定しないこと
・私が良いと思っていることを言葉にして伝えること（察して！…は、虚しい結果になることが多いから）
・それを押し付けないこと
それぞれの夫婦にそこまでの人生での学びがある
そして夫婦でいる間に学び合って、成長していける
夫婦が
そんな存在であれれば幸せだなぁと思っています。
逆説もある
そして、これは逆説もある。
「私って片付け苦手でやだ！」
と思うこともあるけれど
それは、
本当の意味で
私は、学べていないということ。
だから、頭だけじゃなくて
心も伴う学習をした時
ちゃんと私の行動が変わっていく
そう思うと今の私を否定せず過ごすことができる。
実際、私も、夫から片付けを学んでいます。
旅行の準備も夫の姿を見て
心を伴って納得したから新しい行動を採用しています。
現在の自分も相手も
否定する必要はなくて
学びの途中というだけなのかもしれない。
それぞれの価値観の中でそれぞれの経験値の中で
みんなベストを尽くしてる
それを尊敬する気持ちを忘れずに過ごしたいと思います。
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