前回書いた「電子レンのお話」
それ以外のことでも、思いあたることがあるなぁ。と思っています。
それは、ここ17年、このお仕事をしてからはもちろん、人生ずっとしているような気がします。
なので、それは
「表現アートセラピスト」「心理カウンセラー」の枠を越えて、「みと」として生きているのだと思います。
たとえばね…
産後うつの時にセッションに通って来てくださっていた彼女は、学生時代の後輩です。
彼女は、もともとヨガインストラクターなので、心を取り戻したころ「そろそろ、ヨガ教室を始めたい…でも、まだ不安だから、〇〇が~~になったら…」という言葉がでてきました。
「〇〇が~~になったら…」が条件的に納得できる内容の場合は、「うん、うん」と頷きますが、
それが、
「不安から来てそうな雰囲気だな。やらない理由を探してきた感じかもしれないな。」
と感じたら。それをお伝えするようにしています。
無理に背中を押すことはしたくない。
でも、不安に気づいて、取り除いて整えていくのは手伝いたい。
なので、二人で相談して、姉の店にあるダンススタジオを借りての、週一ヨガ教室を始めました。
姉にも、彼女の承諾を得て、彼女の心の状況を話して、「急遽、キャンセルの日もあるかもしれない。」ことにOKもらって、始めは、店のスタッフと条件を了解してくれた友人一人でスタートしました。
ヨガが終わったら、彼女と二人でお茶を飲みながら、心の振りかえりタイムで着地します。
そして、もうすでに一年経っていますが、心のバランスでのレッスンキャンセルは、一度もありません。
そして、
この夏から通ってきてくださっている別の休職中のクライエントさん。
通い始めは、もう涙が止まらず、心を感じることだけで精いっぱい。その頃は、「この状況が、良くなる日は、来ないんじゃないか。」とよく言っておられました。
彼女のわずかな表現から少しずつ少しずつ紐をといていく時間。
数か月経って、徐々に涙の量よりも、言葉での表現が上回り…笑顔がでてきました。
お話してくださる日常にも変化が現れ、それが安定したころ。
「ヨガ教室」にお誘いしました。
細胞の喜びを見つける
私も一緒に並んで「ヨガ」を習い…終わったら、インストラクターと彼女と三人でお茶を飲みながら、お互いの人生をシェア。
インストラクターの彼女にとったら、休職中の彼女は、過去の自分のようだし、
この彼女にとったら、インストラクターの彼女は、信じられないような未来を生きている自分なのかもしれない。
こういう時に、
いろんな細胞がびっくりしたり、思いだしたりしながら、何かが繋がっていくのだと思うのです。
彼女が、通い始めて数回目。
「職場への復帰を考えている。」と話してくれました。
笑顔がある。声に生気がある。私にとっては、初めて見る表情でした。
その頃には、ヨガの後のお茶は、他の参加メンバーとも一緒に座って、楽しくおしゃべり♪店のお客さんとの相席も楽しめるほど…
数回前には想像できなかった状況です。
そして、今は、ウイズマルシェという姉の店のするマルシェにきてくださって、パクパクと美味しいランチを食べて、次々やってくる友人たちと一緒に座って、おしゃべり♪
そのマルシェの出店者の中には、10年前、表現アートセラピーにハマった元クライエントさんがいました。
そこも紹介すると、
「私も10年前に、がっつりハマって、人生変わりましたよ♪」という会話。
先週も、この出展者の彼女とばったり出会ったのだけど、その時は、現在、「人生脚本プログラム」終了間近の彼女と一緒にランチに出かけていたのです。
もう読んでいる人も、誰がなんだったか訳わからないんじゃないかな。
後輩は、クライエントになって、今は、ヨガインストラクターで、私は生徒。そこに、今は、クライエントの彼女もいて、私は、セラピストであるけど、共に生徒。
マルシェの出店者は、元クライエントで、今は、私のInstagramの講師でもあって、今は、クライエントさんの先輩的な立場。
何が伝えたいかって
私は、みんなと一緒に幸せになりたいってこと。
その人にとって、必要な時は、
「まるで友達、まるで家族」みたいに傍にいる。
でも、もう必要なくなったら、どこででもいいから、幸せでいてほしいってこと。
まだ少しサポートが必要な時は、信頼関係のできた私が、できるサポートをするから、そこを通って、どんどん人生を楽しんで、豊かな人生を楽しんでほしい!!
って、ことなんだと思います。
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