さて、今回も
「誰かの助けになれば幸いです。」
と、エピソードの紹介を
OKしてくださった方の
心の旅のお話(3話目)です。
さて、
「人は、俺を攻撃してくるんです」と
話してくださっていた彼が
越えた山場…は
「本音を言葉にする」
だと思っています。
たぶんね。
今までの彼は、
本当にイライラしたり
本当に悲しかったり
そんな時、
誰にもそのことを伝えずに
自分の中だけで反芻させて
そのうちに
その感情やその下にある感情を
腹かどこかの下の方に
ぐっと押し込んで
分厚い蓋をして
そして
その中で腐っていく。
腐ってしまった
「本当の気持ち」は
いつしか
ヘドロかタールのようになる。
彼だけじゃない。
私も昨年の学びの時には
コンクリートで固めたような
分厚い蓋の下から
「本当の気持ち」を見つけた
瞬間もありました。
あなたの腹の中にも
あるかもしれませんね。
うん。
ない人なんていないんじゃない⁈
と思っています。
まるでお産のよう
今回、彼は、
本当の気持ちを伝えてくださいました。
ただ、ただ
自分の心に浮かんでくる気持ちや
止まらない憤りを
言葉にしてくださいました。
途中からは、
私に向かっての言葉ではなく
まるで
ひとりごとのように
私は、それを受けとりました。
両手とまごころで。
どんなにキツイ表現や
不安が、あふれていたとしても
どれも、これも
「大切な彼の気持ち」
そして、
「今」は「その感情」なだけで
本来の
あたたかく、穏やかで
幸せでいたい彼も
ちゃんと彼の中いる。
その安心感をもって
受け取り続けました。
そして、最後の最後に
「やっと心に言葉が届いた感じです。
心のモヤモヤがなくなって
穏やかな気分です。
こっちの方がいいですね。
お腹すきました。」
って。
本気だして
ケンカして
全部出し切った子どもが
満足そうに
「お腹すいた~」って
カラッとしているような
そんな軽やかさを感じました。
私は
この時間を振り返った時
「なんだか
お産のようだったな」
と思いました。
お腹の中で
どんどん膨らんでたものを
細くて閉じていたところから
一気に出すような。
苦痛を伴うけれど
それが体の外に出た後は
軽やかになっていて
同じ景色も
まるで違う景色に感じる。
彼の清々しい笑顔と
爽やかな風
この感覚は
一生忘れてほしくない。
この先だって
心が曇ることもあると思う。
でも
この清々しさを
味わったことがあるのとないのとでは
大違い。
お守りのように
心の真ん中に
持っていてほしいな
と思っています。
とはいえ
どこででも本音を言うのがいいのかというと
いや…
難しいのが現実です。
だから
みんなお腹の底に
コンクリートの蓋をしているんだもの。
本音を言葉にするには
条件があると思っていますので
次回は、私の思う
「本音の出し方」
について
お伝えしようと思います。
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