「学校」に行くこと。
「人の輪」に入ること。が、とても怖い彼女。
怖いからねそこに行かない。
そこに入らない。
ということを選んで過ごしていました。
でも、その毎日も、やっぱり苦しくて。
どうしていいのか分からなくなっているようなのです。
家族以外の誰かと彼女が話す。ということも、きっと心底疲れちゃうぐらいの時間。
きっと恥ずかしいし
どれを言葉にしていいのかも分からなくって
どう言葉にしていいのかも分からなかった彼女でした。
でもね、
最後にそれは、
それだけは、はっきりと 「学校に行きたい」と伝えてくれました。
それからしばらくして、もう一度、私の部屋に来てくれたことが、とても嬉しかった。
そして照れながらも言葉にしたい心見つけてちゃんと言葉にしてくれたのです。
「あれから学校に行ってる」 ってね。
小さな声だったけどはにかんで。
とびきり嬉しそうに。
その笑顔に、思わずバンザイしてしまった私です。
でもね
私が嬉しいのは
彼女が、「学校に行っている」ということじゃあないのです。
彼女のそのはにかんだ笑顔「彼女がしたい」と思っていることが、できている。
それを彼女が喜んでいる、ということが嬉しかったのです。