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彼女の役

彼女には新しい役割が増えました。 「長女」 「職員」 だったところに 「妻」 「嫁」 そして、「母」 人生のプロセスが進んでいます。 一人の人である彼女の心が 同時にいろんな役割と 今までの「娘」としての感情と なんだか全部が入りまじって どれが、いつの、どの自分の感情か境界線がなくなっていたようなのです。 そしてね、もう一つ見つけたんです。 みんなが娘をかわいがり かまってくれるのは本当に嬉しいこと。 だけど 挨拶するのも 話しかけるのも全部娘  あれ?  私は、どこにいったんだろう たくさんの役割があって器用にこなしているのに ふと、どの自分も存在しないような気がするのです。 なるほど。 とても入り組んだ心模様な様子。 その心模様の下には またまた、いろんな心模様が隠れているのだと思うのです。 一つずつ、ちゃんとケアをしていける彼女。 焦ることもなく、一緒にもともとの心の出処をみていきます。 ちゃーんと整理ができたらね。 彼女のどの部分が、何を欲しているのかが分かってきたようなのです。 そんな彼女の子育て とっても、とっても楽しみなのです。


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