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失してしまったはずの宝物


この日 彼女は、失くしてしまった宝物を探すことにしました。 それをいつ失くしてしまったのか。 それが一体何だったのか... そんなことから、旅ははじまっていくのです。

いろんな話をしながら 彼女は、どんどん気づいていく。 ヒントは、今の彼女の そこらじゅうにちりばめられていたのです。 それは、考える時間でなく、感じる時間。 そこをじっくりと、ゆったりと。 そして、彼女は、気づいたのです。 その宝物は、失くしてしまったのではなく 持っていることを忘れてしまっていただけなのではないか、ということに。 その宝物と これまで持っていた宝物とあわせてみたら 片方の宝物だけよりも、ずっとずっとバランスが良くなりそうなのです。 二つの宝物をしっかりと手に持った彼女は きっと安心して、次の一歩を歩んでいくのです。


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