時空を越えた奇跡
- ohtaki mito
- 1月20日
- 読了時間: 4分
まるで「家族」のような
まるで「友達」のような
「心の専門家」大滝みとです。
どこまで伝わるだろうか
この心のホカホカ加減が
一体どこまで
文章で伝わるんだろう
と思いつつも書こうと思います。
2025年のはじまりは、
まるで
「時空を越えた不思議な時間」
でした。
※ご本人の了承を得て記載しています。
伝わりやすいように
仮名でお送りしますね。
6年前、心から学校に行きたいのに
どうしても行けなかった悠人くん。
教室に入れない。
朝になると体が動かない。
病院での診断は
「適応障害」だったそうです。
薬を服用したそうですが
彼は、効果が感じられず
お母さんに連れられて
私のところにやってきました。
彼は、少しずつ自分を知っていきました。
絵を描きながら
たわいもない小学生の記憶を思い出し
その先の人生で
ずっと彼の心の引っかかりになっていたものが
明らかになったこともありました。
私は、彼とのセッションの時間に
いつも葵くんのことが浮かびました。
葵くんは、9年前、悠人くんと同じように
学校に行きたいのに行けなかった少年。
その頃には、すっかり自分を取り戻し
若くで企業して
イキイキとしていた葵くん。
二人の持っている要素
柔らかさや優しさ、真面目さ
がとても似ていて
「あ、今、二人が出逢ったら
良い時間になるな…」と思い
三人で会う時間を持ちました。
どうしても元気が出ない。
学校に行きたいのに行けない悠人くんの前に
同じような過去を乗り越えて
とても充実した今を生きている葵くんがいました。
「あぁだった。こうだった」
と話してくれる葵くんの話を
大きくうなずきながら聴く悠人くん。
「本当に自分と同じように
感じていた人がいる」
その驚きと安心感で
心が笑顔になっていくのが
見えたのを覚えています。
その出逢いで、希望と安心を感じたと話してくれました。
そして、6年経った今、
学校に行けなかった悠人くんは
すっかり自分を取り戻し
第一志望の大学に通い
趣味も恋愛も充実した
大学生活を送っています。
そして今、
私のところに来ている
学校に行きたいのに、どうしても行けない良介くんがいます。
良介くんの話を聴いていると
思い浮かぶ悠人くん。
そう、彼にも同じような
柔らかさや優しさ、真面目さがある。
今回は
悠人くんと良介くんと私の
三人の時間をつくりました。
悠人くんからすると、
過去の自分に出逢うような時間。
6年前は
自分が「勇気をもらう側」だったけれど
今回は、テーブルの向こう側にいた
「勇気を渡す側」になってる。
良介くんからすると
「明るい未来を生きている自分」
に出逢うような時間。
話せば話すほど似てる。
「わかる、その気持ち」と
安堵感のある深さの中で
目が輝いていました。
一緒にそこにいる私も
まるで時空を超えた
不思議な時間でした。
このお仕事をして18年で
クライエントさん同士を紹介して
一緒に過ごす時間をとったのは
3組だけです。
よほど
同じような要素が感じられた時。
人生に不安がいっぱいな時
孤独感から逃れられない時
「本当にわかり合える誰か」と
出逢うことができたなら
それが生きる希望になるんじゃないか
そう判断した時だけの
奇跡のような時間です。
引き継いでいけるように
きっと数年後
自分を取り戻して
イキイキとしている良介くんが
今度は、テーブルの向こう側にいる日が来る
そんな想像をしながら
二人で並んで
帰っていく悠人くんに向かって
大きく手をふりました。
こんなはじまりの2025年
これを読んでくださっているあなたにも
生きる希望が
届きますように…
今年も
どうぞよろしくお願いいたします。
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